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理事長挨拶Greeting

 日本腰痛学会理事長の紺野愼一です。腰痛の診断と治療は必ずしも容易ではありません。特に慢性腰痛は1つの臨床的な疾患や診断ではなく、多様な損傷や障害をもつ患者が訴える1つの症状に過ぎないと捉える必要があります。慢性腰痛には、家庭や職場でのストレスが深く関与しています。したがって、治療するうえでは患者さんによっては、家庭や職場での問題点を探ることも必要です。慢性腰痛の2/3に他の慢性疼痛症伏が合併し、1/3に診断可能な精神科疾患や薬物乱用の問題が存在しているという報告があります。さらに、脊椎の慢性疼痛と活動障害との関連の1/3は...

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