平成5年 | :日本腰痛研究会(開設年月日:平成5年4月8日) |
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平成12年~ | :日本腰痛学会 |
平成28年~ | :一般社団法人 日本腰痛学会(法人化:平成28年2月2日) |
平成2〜6年に中央労働災害防止協会内に腰痛の予防対策に関する調査研究委員会が設置され、整形外科、公衆衛生および厚生省安全衛生部労働衛生課から出向した委員により予防対策指針作成のための活動が行われた.この会の中で診療を担当する整形外科領域からも労働の場において多発する腰痛の問題に対する介入が必要であること、腰痛の疫学、社会的影響および経済的効果などの分析が不足していること、国民への腰痛に対しての啓蒙を図り、検診や予防のための活動を積極的に行う必要があることが話し合われた.
平成4年9月第41回東日本臨床整形外科学会において上記に賛同するもので発起人会が開かれ、意見の交換を経て、平成5年4月8日には日本整形外科学会学術総会の場を借りて日本腰痛研究会が発会した.労働衛生の概念を尊重する意味から元労働大臣近藤鉄雄氏を名誉会長に迎えた.(平成11年からは長勢甚遠氏)
平成28年2月2日に一般社団法人化し現在に至る.
第1回日本腰痛研究会〜第19回日本腰痛学会 日本医科大学整形外科
第20回日本腰痛学会〜 福島県立医科大学整形外科
日本腰痛研究会の立ち上げ、そして日本腰痛学会への発展には日本医科大学整形外科白井康正名誉教授、伊藤博元名誉教授のご功績が大きい.事務局においては、宮本雅史先生に長年ご貢献いただいた.
第1回および2回の学術集会の発表演題の論文掲載の場として日本腰痛研究会雑誌(The Journal of Japanese Society of Lumbar Spine Disorders)第1巻が1995(平成7)年10月26日に刊行された.掲載論文数は16件(110頁)であった.その後は毎年刊行され,2000年第6巻からは日本腰痛学会雑誌と名称を変え,特集の企画と英語論文の掲載を開始したことにより,掲載論文数は30件(250頁)を越える雑誌となった.2007年から電子ジャーナル化を開始し,J-stage,ジャーナルアーカイブ,メディカルオンラインを通じて1巻から15巻(2009(平成21)年発行)までの全巻の論文を電子配信している.
2010(平成22)年よりJournal of Spine Research誌に統合され, 毎年第6号(日本腰痛学会特集号)を発刊している.
腰痛に関する学際的研究の進歩発展、
知識の普及を図ることにより国民の健康の増進に寄与すること
学会・研究会設立年 | 1993年 |
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会員数 | 1,003名(医師963名、理学療法士35名、放射線技師1名・鍼灸師3名・その他1名 ) |
機関誌 | 日本腰痛学会誌 Journal of Spine Research (8学会が共同で2010年1月に創刊) |
年 | 会長 | 所属 | |
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第1回研究会 | 1993 | 栗原 章 | 神戸労災病院 |
第2回研究会 | 1994 | 桜井 実 | 東北大学整形外科 |
第3回研究会 | 1995 | 鈴木 勝己 | 産業医科大学整形外科 |
第4回研究会 | 1996 | 大井 淑雄 | 自治医科大学整形外科 |
第5回研究会 | 1997 | 山浦 伊裟吉 | 九段坂病院整形外科 |
第6回研究会 | 1998 | 田島 直也 | 宮崎医科大学整形外科 |
第7回研究会 | 1999 | 花井 謙次 | 名古屋市立守山市民病院 |
第8回学会 | 2000 | 白井 康正 | 日本医科大学整形外科 |
第9回学会 | 2001 | 圓尾 宗司 | 兵庫医科大学整形外科 |
第10回学会 | 2002 | 大成 清一郎 | 大成整形外科医院 |
第11回学会 | 2003 | 岩谷 力 | 国立身障者リハビリテーションセンター |
第12回学会 | 2004 | 中村 耕三 | 東京大学整形外科 |
第13回学会 | 2005 | 菊地 臣一 | 福島県立医科大学整形外科 |
第14回学会 | 2006 | 馬場 久敏 | 福井大学整形外科 |
第15回学会 | 2007 | 米延 策雄 | 国立病院機構大阪南医療センター |
第16回学会 | 2008 | 野原 裕 | 独協医科大学整形外科 |
第17回学会 | 2009 | 四宮 謙一 | 東京医科歯科大学整形外科 |
第18回学会 | 2010 | 星野 雄一 | 自治医科大学整形外科 |
第19回学会 | 2011 | 佐藤 栄修 | 我汝会えにわ病院整形外科 |
第20回学会 | 2012 | 永田 見正 | 久留米大学学長 |
第21回学会 | 2013 | 持田 譲治 | 東海大学整形外科 |
第22回学会 | 2014 | 高橋 和久 | 千葉大学整形外科 |
第23回学会 | 2015 | 山縣 正庸 | 千葉労災病院 |
第24回学会 | 2016 | 波呂 浩孝 | 山梨大学整形外科 |
第25回学会 | 2017 | 大川 淳 | 東京医科歯科大学整形外科 |
第26回学会 | 2018 | 松山 幸弘 | 浜松医科大学整形外科 |
第27回学会 | 2019 | 市村 正一 | 杏林大学医学部整形外科 |
年 | テーマ | 主 題 | 主 | |
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第1回 | 1993 | 公衆衛生学の分野からの参加、腰痛の診断・治療および予防の確立 | なし | |
第2回 | 1994 | 腰痛の治療・予防に関する学際的な研究の推進 | なし | |
第3回 | 1995 | 産業の発達や生活様式の変化と腰痛との関連 | なし | |
第4回 | 1996 | 腰痛を扱っているすべての関連職種と連携し、ISSLS(国際腰痛会議)を目指す | なし | |
第5回 | 1997 | 腰痛の根源を探究し、正しい知識を社会や衛生・行政に還元する | 腰痛発痛源の探究とその方法 | |
第6回 | 1998 | 職業性腰痛の予防 | 職業性腰痛の予防 | |
第7回 | 1999 | 腰痛の機械的、化学的、機能的、社会経済的および社会心理的原因の解明 | なし | |
第8回 | 2000 | 腰痛に関する基礎的・臨床的研究を担う専門学会としての発展 | ヘルニアの保存的治療と経皮的椎間板内療法 | ヘルニアの手術的治療 |
第9回 | 2001 | 21世紀の医療への対応 | 腰椎椎間板ヘルニア治療のクリニカルパス | 骨粗鬆症と腰痛 |
第10回 | 2002 | 腰痛のプライマリケアの充実 | なし | |
第11回 | 2003 | 腰痛のEBM、医療類似行為との軋轢などを機に新たな視野をもつ | なし | |
第12回 | 2004 | 知識と技能をいっそう高め、時代の科学を総動員して専門性を発展させる | 腰痛 | 腰部脊柱管狭窄症 |
第13回 | 2005 | 医師、理学療法士、そして腰痛に携わるすべての医療従事者が議論し、連携して多面的・集学的アプローチの上で腰痛診療の質的向上に邁進する | なし | |
第14回 | 2006 | 腰痛の病因・病態に則して、しかも患者の社会的背景、生き方、ADLに配慮しつつ、運動器リハビリテーションから最先端手術まで行い得る知識と技量を培う | なし | |
第15回 | 2007 | 腰痛を科学する | なし | |
第16回 | 2008 | EBMと経験の融合 | なし | |
第17回 | 2009 | From In-house Design to Standardization:Reliable Evidenceを求めて | なし | |
第18回 | 2010 | 腰痛と体幹筋力 椎間関節腰痛と椎間板性腰痛 腰部脊柱管狭窄症の保存治療 |
腰痛の疫学 腰痛の運動物理療法 |
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第19回 | 2011 | 腰痛診療の未来を拓く | 骨粗鬆症・診断 腰部脊柱管狭窄症・診断 腰部脊柱管狭窄症・手術 骨粗鬆症・保存療法 |
腰部脊柱管狭窄症・歩行解析 腰部脊柱管狭窄症・アウトカム評価 若年期の腰痛 骨粗鬆症・手術治療 |
第20回 | 2012 | 腰痛からの解放 | 職業性腰痛の予防と治療、職場復帰の現況 神経原性(慢性)疼痛の治療 腰痛疾患に対する装具療法と運動療法のエビデンス |
神経原性(慢性)疼痛の基礎医学 新しい腰痛治療と伝承したい腰痛治療 |
第21回 | 2013 | 腰痛に挑むー知と技の糸を織り成してー | 骨粗鬆症性腰痛の治療戦略 脊柱変形による腰痛の病態と治療 |
成長期腰痛の診断と治療 椎間板変性と腰痛ーその病態と治療 |
第22回 | 2014 | 腰痛の科学 | 腰痛の病態と予見 骨粗鬆症とサルコペニア |
腰椎手術温故知新 最新の保存加療 |
第23回 | 2015 | 腰痛治療 一歩前へ | 成人脊柱変形と腰痛 スポーツ障害としての腰痛 |
サルコペニアと腰痛 職業性腰痛対策 |
第24回 | 2016 | 腰痛への集学的アプローチ | 神経性疼痛のメカニズムと治療 骨粗鬆症を伴った脊椎疾患 低侵襲脊椎手術 |
サルコペニアを伴う脊椎変性疾患 腰痛治療に役立つ新規画像検査 成人脊柱変形に対する外科的治療 |
第25回 | 2017 | 腰痛治療のカクシン(革新・核心・確信) | 慢性腰痛メカニズム MIS 手術成績 スポーツ障害 |
サルコペニア LIF FBSS 運動療法 |
第26回 | 2018 | 腰痛の真理追求と明るい未来へ | 腰痛に対する運動療法 腰痛に対する画像診断 腰痛に関するコホート研究(大規模研究) |
サルコペニア・フレイルと腰痛 成人脊柱変形 |